ユースセンターにはいろんな利用者が遊びに来ています。

友達と遊びに来る子もいれば勉強をしに来ていたり、利用方法も目的も人それぞれ。

私はいつもあまぽーとで働いています。
あまぽーとには、毎日手ぶらで一人で来館する子がいます。
ユースセンターにきてソファーで寝転んだりケータイ触ったり、たまに受付にきてお話ししたり。他愛のない時間を過ごしています。

ある日、その子に「いつもユースセンターきてたら暇にならない？」と尋ねました。
その子は「暇っちゃ暇だよ。笑　でも誰かが居たり話したりできる所にいたいから」と答えました。

話を聞いていくとその子は、友人と放課後おしゃべりしたりしたり、遊びにいったりといった経験ができなかったそう。だから人とどう仲良くなっていいかわからず悩んでいると話してくれました。

これまで対人関係を十分に育むことが難しかった子にとって、自発的に人とコミュニケーションを重ねていくことはきっと簡単なことでない。

人と関わりたいけど、どうしたらいいかわからない。この悩みを抱える人はその子に限らずとても多いように感じます。

悩みを抱えながらも、何度もチャレンジしたり、相談しにきてくれたりするその子を私は尊敬するし、応援したい。

ユースセンターはどんな些細なことでも、チェレンジできる場でありたいし、それぞれが応援しあえる環境であってほしいという個人的な願いがあります。

みんなが何かしら抱えているものを『ちょっとくらい失敗してもいいや』って思いで、飛び込める場所としてユースセンターがあることはとても重要なことだなと思うし、そんな場所をこれからも守り続けたいと思います。（ありさ）