#42 ユースセンターがある生活「逆境はチャンス!」@湯澤

こんにちは!職員のかいです!
私事ではありますが、実は9月下旬に突然左耳が聞こえづらくなり、「突発性難聴」を発症しました。1ヶ月が経った今も、あまり回復している感覚はなく、左耳で高い音が聞こえない、常に耳鳴りがする、ぼやけて聞こえるといった状態です。
あ、ストレスを疑われるかもですが、あまり自覚せず、のほほんと過ごしていたので突然のことにびっくりしています。もともと自律神経が弱い体質によるものだろうなあと思っています。
あと、これを読んだ方は「話しかけない方がいいのかも」と思われるかもですが、どしどし声かけてください!!!もしかしたら聞こえていなくて無視したっぽくなっちゃうかもですが、気づいてないだけなので、諦めずに話しかけてもらえたらめちゃ嬉しいです!
幸い、右耳は正常なので、日常生活や仕事には大きな支障はありませんが、若者とのコミュニケーションが最重要な自分の仕事において、多少の不安や戸惑いを感じています。それでも、このタイミングに自分に起こったことに意味がある気がして、耳の聞こえない今を学びに変えていくぜ!逆境はチャンス!と自分に言い聞かせています笑。
ということで、ここ1ヶ月で僕が得た気づきをシェアします。
気づき①
「人は次の瞬間、簡単にマイノリティになる」
自分がまさか若くして耳が聞こえづらくなるなんて思ってもみませんでした。誰もがマイノリティ=社会的少数者になりうるのだと実感します。
発症してからいろんな方にアドバイスをもらい、知らなかっただけで、実はご自身やご家族が突発性難聴だったという方が周囲に沢山いらっしゃって、驚きました。見た目にはわかりにくいことから、相手が難聴である可能性に思いを馳せることをしてこなかったことに気づき、ショックを受けました。自分が無視されたと思い込んでいた方が実は耳が聞こえていなかった事実も判明して、穴があったら入りたい気持ちです。これを機に、相手への想像力をもっと広げたいと考えるようになりました。
気づき②
「常にストレスを感じると、思考はネガティブに、意識は内向きになっていく」
聞こえていた以前の自分と比べてしまい、ついイライラしたり、ストレスを感じることがあります。自分の声の大きさもわからないので声が届かなくて話すことを諦める場面も多いです。生きづらさを抱える若者が「自分がしんどい」ということしか考えられなくなる気持ちがよくわかります。いろんなことを自分の特性(僕の場合は、聞こえづらいこと)のせいだ、で思考停止してしまいそうになるし、自分にしか意識が向かわなくなり、周囲の人や未来に考えが至らなくなります。とりあえず、一旦いまの自分の気持ちに正直に向き合いながら、考えを整理して、自分がどうありたいか、何をしたいかを吐き出してみるのも大事だなと思います。
気づき③
「自分がどんなふうに聞こえているかを表現する術を持てない」
目の前の医者に、今どう聞こえているかって伝えるのが難しいことに気がつきました。録音データや動画が当たり前のように客観的な証拠になる世の中ですが、レコーダーと耳の感度は違うし、いま僕が聞こえている音を客観的に表現することって技術的にも難しそうだなあ、なんかいい方法ないかなあなんてぼんやり考えてます。
気づき④
「目の前のひとりに向き合えるように」
以前は目の前の若者と話しながら、空間全体を気に掛けることを意識して、オープンラウンジ全体の音や声を聞いていました。しかし3m先のスピーカーから流れるBGMさえ聴き取れなくなった現在は、目の前1m以内にいる人に100%集中して関わるチャンスなのかもしれません。僕自身の伸びしろです!
気づき⑥
「趣味を楽しむ方法を探す」
音楽を聴いたり、映画を観たりするのが好きなので、耳聞こえないのうぜえええと思いつつ、字幕のありがたさが身にしみてます。もしかしたら、これを機に、これまで自分がしてこなかった新しい趣味やリラックス方法を見つけられるかも!新しい自分に出会えるのかも!とも思っています。
以上!
みなさんもしんどいことがあったら、言葉にしてみてね!!
