#17ユースセンターがある生活「ユースセンターインターンを終えて」@野崎
みなさん、お久しぶりです。初めまして!
3/3〜3/8インターンスタッフとしてユース交流センターに伺った野崎悠花です!
● ユースセンターに来た経緯
私は東京のちょっと上の方、栃木県に住む大学生です!
先日、「ユース交流センターあまぽーと」でインターン生として一週間お世話になり、非常にたくさんの学びをいただくことができました。
しかし、栃木と尼崎。距離にして540km、歩いて5日。なぜ私がそんなはるか遠くに位置する尼崎のユースセンターに、インターン生としてお世話になることになったのか…
その経緯説明のためにも、まずは私のやりたいこと、見たい景色からお話ししようと思います!
私は元々中高生の支援に興味があり、中でも中高生のやりたいことを応援できる空間を作りたいという思いがありました。
高校生が自由に集って、交流の中で自分がやりたいことを少しずつ形にしていける、そんな高校生のための居場所を地元に作りたい!そんな空間をつくることで、高校生の「なにかしたい」を少しでもかなえてあげたい。そんな私のやりたいことが、インターンのきっかけでした。
そんな野望を抱きつつ、県内の中高生を対象にした様々な取り組みを調べていく中で、今回尼崎に行く大きなきっかけとなった一人のユースワーカーに出会いました。
以前ユース交流センターで一か月インターンをしていた経験があり、ユースワークについて探究する熱心なユースワーカーです。
「ユースワークっていうものがあってさ~」
ユースワーク。ユースセンター。ユースワーカー。説明を聞いて思う。それって、私がやりたいことじゃん!
私は気が付くと尼崎にいました。
● ユースセンターでの日々
ユース交流センターにいざ到着し、想像していたよりたくさんの利用者に驚く。
事務室に荷物を置いて、さあ、みんなと自由に交流してください、と言われて初めて気が付いた。どうすればいいか分からない!
初日は散々なものでした。
話しかけていいのかわからない。なんて話しかければよいのかわからない。何の話をすればよいのかわからない。結局初日は大した交流もできず、とぼとぼと帰宅することになりました。
しかし二日目、三日目とユースセンターで過ごすうちに、自然とみんなと接することができるようになり、少しずつ余裕も出ました。ユースセンターは、一言でいうととにかく「不思議な空間」でした。
ユースセンターにくる子たちは、年齢も属性も出身もバラバラ。様々な人が自由に出入りし自由に過ごしている。しかし、年齢も属性もぱっと見全くわからないしそもそも誰も気にしていない。ただ純粋に人と人が話している。簡単なようで、当たり前のようでこれが結構難しい…
大学に通っていると、まず学年を聞いて学年で接し方を判断するコミュニケーションが当たり前になってしまって、ユースセンターのような年齢も属性も関係なしの空気感が不思議で、居心地がよかったです。
また、インターンでユースワークを学びに行ったのに、ユースセンターでは常に私がみんなに遊んでもらっているような不思議な感覚で、みんなからたくさんの変化と刺激をもらいました。
麻雀、リズムゲーム、バスケ、スケボー、花札、音楽。ユースセンターには、みんなの好きや興味がおもちゃ箱のようにごちゃまぜに詰まっていて、いい意味で自分勝手に好きなことをやっている不思議な空間だと感じました。
ユースセンターには、みんなそれぞれ違う、十人十色の「好き」があふれていた。
自分の好きを表現することって意外と難しくて、みんなが好きにやりたいことをやっている不思議で魅力的なあの空気感の背景には、ひとりひとりの空間への信頼があるはずで。私もそんな空間を作っていきたいと思いました。
● 変化、勉強になったこと
私の中にあったやりたいことは、高校生の居場所をつくるであったり、高校生のやりたいことを応援するであったり、無意識のうちに私と高校生に提供する側・される側のラベリングをしてしまっていました。高校生が集まれる空間を作ってあげる、というどこか一方的な、やってあげるという意識を持ってしまっていました。
しかし、ユースセンターでの一週間で、私自身が中高生からたくさんの刺激や変化をもらい、影響を与え合う、変化を与え合う、という今まで私になかった可能性に気が付くことができました。
中高生と大人と地域。三者が相互に変化しあえるような、そんな自由で面白い景色を地元にもつくります!
1週間、ありがとうございました!!